不安と安心
不安、なくしたいよね。
安心したい、ずっと安心していたい、絶対の安心がほしい。
でも、そもそも、安心ってなんだろう。
辞書を引いてみると、
気にかかることがなく心が落ち着いていること。また、そのさま。
(goo辞書より引用)
と書いてある。
気にかかることがまったくない?
うむ〜。そんな状態ってあるんだろうか。
安心の反対語は不安。
つまり、不安なことをなくせば、安心になるということ。
では、不安をなくすには、どうすればいいのか?
足りない頭で考えてみる。
う~ん。
不安ってどういうときに、感じるんだろう?
過去の出来事には、不安は感じないよね。
そう、きっと僕らは、未来に起こることがわからないから、不安を持つわけだ。
未来がある以上、何が起きるかはわからない。
明日は、楽しい一日かもしれないし、嫌な一日かもしれない。
地震だっていつ起こるかわからない。
宝くじに当たるかもしれないし、財布を落としてしまうかもしれない。
何が起きるかわからないのに、不安を感じないなんてありえない。
仮に、今日一日とてもラッキーな日で、ほとんど不安を感じずにハッピーだったとしよう。
でも、それは今だけの話。
安心も不安もずっとは続かない。
晴れが続いていても、雨は必ず降る。
夏はあんなに暑かったのに、今はコートを着ていてもこんなに寒い。
大切にしているバッグもいつかはボロボロになる。
この世は、諸行無常。
それが自然。
変わらないものなんて何もない。
物も人もココロも変わっていく。
う~ん。
不安を避けることは難しそう。
じゃぁ、極力不安を避けるために、たった一人で核シェルターに閉じこもって暮らすのはどうだろう。
食料や水、病気になったときの薬はたくさん用意しておこう。
世界で戦争が起きたとしても、ここならきっと安全。
想像してみると...
最初の一週間くらいは、何も不安がなくて、せいせいするかもしれない。
でも、、、
一歩も外へ出ない生活。
誰とも話さない生活。
何もない退屈な日常。
どれだけ耐えられるんだろう?
なにもない人生。
ただただ時間だけが過ぎていく人生。
なにも起きない。なにも変化がない。何の不安もない。
どうだろう。
僕は、絶対に飽きると思う。
その生活に耐えきれなくなると思う。
僕は、そんな生活をずっとしなければならないということに恐怖を感じる。
う~ん。
未来に不安を感じるのも嫌だけど、何も変わらない退屈な人生も耐えられない。
嗚呼、、、人間って勝手だね。
う~ん。
そう考えてみると、未来が決まっていないから、人生って面白いのかなと思う。
未来がぜんぶわかっていて、安心しきった生活って、つまらないのかもしれない。
そっかぁ。
不安があるほうが健全なのか。
楽しくしよう、成長しようと思うと、何か行動しなければならない。
何か行動するときに、不安な心が出てくるのは仕方ないってことだ。
ってことはだよ。
不安が多いということは、人生を良くしようと頑張っているって証拠じゃないか。
一生懸命やっていれば、前向きに生きていれば、不安が多いって、あたりまえなんだよ。
不安がない生活のほうが退屈で、つまらないことなんだ。
不安のある生活を楽しむくらいでちょうどいいんだ。
手をいっぱい洗っても病気になるときはなるし、ならないときはならない。
中和をしようがしまいが、良いことも悪いことも起きる。
人に危害を加えてしまうかもって不安があるからこそ、あなたは慎重になる。
カギを閉め忘れたかどうかを気にするのは、守りたいものがちゃんとあるから。
不安があることは、ごくごく自然なこと。
不安を感じるからこそ、あらかじめ失敗を防ぐことが出来る。
でも気にし過ぎは良くない。
不安は処理の仕方によっては、味方にも敵にもなる。
だから。
不安を、そんなに敵視しないで。
今年は、不安と少し仲良くなってみようよ。
そんなに嫌な奴でもないと思うよ!
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